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猿の惑星 - せんべいさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 猿の惑星
レビュワー せんべいさん
点数 10点
投稿日時 2017-10-22 18:56:21
変更日時 2017-10-22 19:12:19
レビュー内容
 新・猿の惑星(1971年)が、テレビ東京で10/12(木)の昼に放送されたのを機に投稿します。

 偶然に訪れた【架空の異種族の世界】での交流を通じ、人間性や社会を批判し問題提起する…ジョナサン・スウィフトの風刺小説「ガリバー旅行記」にも通じる風刺映画の名作。
 私が猿の惑星シリーズで初めて観た作品は、小学生のときにテレビ放送された【続・猿の惑星:1970年】です。この1作目は、高校生のときに日本テレビの金曜ロードショーで放送されたものを観ました。映画評論家の水野晴郎さんが解説されていたのをはっきりと覚えています。実際に観てみて、2作目同様、この1作目にも【怖さ】を感じましたが…【怖さ】の質は全く異なっている印象を受けました。2作目はミュータント登場以降の場面が強烈で「気色悪い、流血まみれでむごたらしい」といった生理的な嫌悪感に基づくものだったのに対し、1作目の場合は【理知的なSF映画としての怖さ】を感じました。それを象徴するのは、やはりラストシーンでしょう。最後のオチはとっくに知っていましたが【文字情報】では表現し得ない【映像】ならではのインパクトがある名シーンだと思いました。また、ジェリー・ゴールドスミスの前衛的な音楽にも魅力を感じましたが、特にその曲の一部は【水曜スペシャル―川口浩探検隊シリーズ:当時のテレビ朝日で放送】で引用されていたとわかったのも、当時の私にとっては嬉しい発見でした。

 その後、テレビ放送で何度も観ましたし、今回、レビューを書くためにDVDで再見しましたが、素晴らしさは全く変わりません。もっとも、公開当時の「他の動物は、生きるために(捕食で)殺すことはあっても、人間と違ってそれ以外の無駄な殺生はしない。人間だけが…」という【人間と他の動物との違い】に関する考えかたは、現在の動物の研究・調査では修正を余儀なくされています。しかし公開されてからほぼ半世紀近く経つのに、映画の冒頭で語られるように【戦争が絶えず、そのために飢えている子供達が数多くいる】という現状を考えると、当作品の存在意義は変わらないと思います。また、考えようによっては、まだ最終戦争をしていないという意味で、↓の【よしのぶさん】がおっしゃる通り「核戦争が避けられた理由の一つに、この映画が挙げられるかも」と言えるかもしれません。

 さて、採点ですが…製作スタッフの皆さんへの敬意を込め、さらに、いつか「人類が戦争をしていた頃の時代遅れの作品」と評価される日が来ることを願いながら、10点を献上させていただきます。
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投稿日付邦題コメント平均点
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