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妖刀物語 花の吉原百人斬り - keiさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 妖刀物語 花の吉原百人斬り
レビュワー keiさん
点数 7点
投稿日時 2016-10-27 10:52:20
変更日時 2018-06-10 23:54:10
レビュー内容
MoMAで開催となった内田吐夢祭、日本から持ち込んでの一挙19本上映ときた。金曜トップバッターは本作!

片岡千恵蔵にはちょうど1年ほど前の同じくMoMAでのJapanese Early Talkieシリーズに含まれていたお見かけしたのが初であったような。「赤西蠣太」(1936) という一風変わったタイトルのその作品で彼は一人二役を見事に演じており、実はお恥ずかしながら自分はそれを完全にダマされて(つまり同一役者だとは気づかず)鑑賞していたのが記憶に新しい。それ故今回のその作品からはほぼ四半世紀のちの、ちょい歳のいった千恵蔵を眺める視線はリメイク版「雪之丞変化」(1963) でちょい歳のいった長谷川一夫を観た視線とついダブってしまったりも。

「二代目 水谷八重子」が誰の二代目なのかを把握するには、これまた昨年のJapanese Early Talkieシリーズに含まれていた「上陸第一歩」(1932) において「初代」の方を鑑賞してしまってるから話が早かった。登場時はふてぶてしさ満点の下品な女がどんどんと格上の花魁へと変身を遂げてゆく様を見事に演じているのは観ていて爽快でもあった。この「観てるうちにその人への美の意識がふらふらと変わってゆく」という体験は、ふと「愛のコリーダ」(1976) での松田英子を彷彿としたり。(どちらかというとあえて「吉原炎上」(1987) での名取裕子というよりは。)

鑑賞後にJapan Societyで顔見知りの人に会い、どうクライマックスを予想したかということで面白い会話をした。というのは彼は英題「Killing in Yoshiwara」しか頭になく、原題を理解していなかったからもう少し幅のある結末を予想していたということなのだ。公開当時は元ネタの歌舞伎の演目を知っていた人が多かった訳で、「百人斬り」というタイトルが幾分ネタバレ感ありすぎであったという判断にはならなかったのだろうが、これは英題をつけた人がエラかったという分かりやすい例になりそう。
kei さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-06-11蜂の巣の子供たち63.50点
2016-11-01限りなき前進66.66点
2016-10-27妖刀物語 花の吉原百人斬り78.00点
2016-10-09海街diary76.62点
2016-10-09火垂64.75点
2016-10-09プレデター76.97点
2016-03-29ホーリー・マウンテン75.88点
2016-03-07パルプ・フィクション77.70点
2015-11-29ハウス/HOUSE(1977)66.04点
2015-11-14花嫁の寝言66.00点
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