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桜桃の味 - MAZEさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 桜桃の味
レビュワー MAZEさん
点数 7点
投稿日時 2004-06-14 00:19:16
変更日時 2004-06-14 00:19:16
レビュー内容
人がまだ余りある命を無駄にしようと決心する形は、大きく分けて2つかも知れない。

一つは、自らの命と引き換えに、何かを守るとき。

一つは、漠然とした死への理想像を描いてしまった時。

本作は、後者だろうと感じた。主人公は何か、切っ掛け(原因)があったにしても『死の幻想』に愚かにも憧れてしまった...そう感じる。証拠に、自殺の手助けを他人へ求めている。同時に、この作品は死への渇望も、ましてや生への羨望も無い。“死”自体に意味など無い。意味を求めていたとしても、彼は彷徨う内に其れを失っている。ただ、死ぬ為だけに、死ぬ場所を探して足を前に進めるだけだ。

甘やかな死に魅入られていたとしても、そんな物は単なる“幻想”でしかない…監督はそう伝えたいのか?それとも、“生”は人生の足枷だとでも言いたいのか…。
一つの生命として、この世に存在し始めたときから、人間は(人に限らず…)絶えず彼岸に向かいながら、此岸の営みにいるのであって、その中の少数が終焉を迎えるまでのプロセスをとばし『死』をクローズアップして見てしまうのも不思議ではない。その少数派の1人を主人公にしたに過ぎない作品。

深くて、軽薄な甘美さを、逡巡する主人公の行動と乾いた埃っぽい映像に載せて、私たちに届ける作品だった。
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