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七つの大罪(1952) - かんたーたさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 七つの大罪(1952)
レビュワー かんたーたさん
点数 8点
投稿日時 2005-11-30 15:20:30
変更日時 2005-11-30 15:28:35
レビュー内容
これはちょっと隠れてしまっているのが残念なくらい良く出来たオムニバス映画です。題材は今やすっかりお馴染みとなったキリスト教七つの大罪。かと言って決して難解なものではなく、一般の人にも分かるような普遍的な物語をそれぞれ七つの大罪のエピソードに例えて描いていきます。その例が第一話目の「強欲」と「憤怒」をテーマにした作品。金の亡者のアパートの大家が家賃未払いの住人に立ち退きを命令、その住人が大家の財布を拾って届けるも逆に大家からは中身を盗んだなと批難を浴びせる。その後妻の憤怒により夫は罰を受け、住人はたまたま拾った真珠の玉を売って難を逃れる。正直者は救われる。しかしそれよりも面白いのがその次の第二話。怠惰の化身によって世界中がやる気を無くしてしまい、それを見兼ねた神様が地上に天空の使者を送り込むという話。遊ぶことも働くこともしなくなった地上の気だるい世界観は勿論のこと、天上世界の造形や映像効果なども楽しめます。第三話目・第四話目は第一話・第二話のインパクトが強すぎたせいか、ちょっと印象が薄いような気もするけど難しいテーマをサラッと描き上げています。「嫉妬」のエピソードはかの巨匠ロベルト・ロッセリーニ。第五話目はどこかで見たことがあると思っていたら、映画術の中でヒッチコック先生が語っていた小話ですね。まさかこんなところで同じ話を観られるとは!そして最終話の第六話目がこれまた捻りの利いた面白い話。パーティ会場で無くなった宝石を貧乏な主人公が盗んでいたのかと思いきや、実は彼女はバッグの中にパーティーに出されたパンを入れていたというオチ。そして全てのエピソードが終わった後に狂言回しのジェラール・フィリップが語り出す、"第八の大罪"の物語…。これがまた痛快で、同じ七つの大罪を扱った作品ではデビッド・フィンチャーの『セブン』よりも気の利いたオチなんじゃないかと思わせられる程でした。
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