みんなのシネマレビュー
七人の侍 - 花守湖さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 七人の侍
レビュワー 花守湖さん
点数 1点
投稿日時 2012-12-23 16:11:58
変更日時 2012-12-27 20:35:56
レビュー内容
7人のうち、三船を除いて全員がインテリジェンスな侍だったが、私は7人全員が、三船のような野蛮な侍だと思い込んでいた。痛恨の偏見であった。知性を兼ね備え、百姓たちに畏怖の念を抱かせる侍のイメージが、偽侍である三船1人のせいで、台無しになっている。実に気に食わぬ。物語のなかで「種が島」という言葉が出てくる。それによって強い侍たちが次々と射殺されていく。7人のなかで最強だと思われている久蔵ですら、あっけなく射殺される。剣術に磨きをかけてきた侍の存在自体が、鉄砲により否定されたと思うか?不条理だと思うか?いや違うのだ。これもまた偏見なのだ。この時代のサムライは、ラストサムライのような美学はまだ持ち合わせていない。この点に関して、クロサワは、歴史家たちから火責め、水責めにされても文句は言えないだろう。すなわち、「飛び道具は卑怯なり」というキャッチフレーズを考え出したのは、銃を恐れた江戸幕府が最初なのだ。戦争のない平和な時代である。ゆえに侍(武士)たちは美学を持ち始めた。もとより日本は合理性を重視する国ゆえに、侍の武器と言えば刀ではなくやはり銃だったのだ。なによりもこの映画の時代設定、すなわち織田信長よろしく戦国時代真っ只中の時期においては、その事実は火を見るより明らかである。私が言いたいのは、なにゆえに、この当時の侍に、ありもしない美学を持ち出してきたのか?という点に尽きる。百姓を善人にしなかった点は褒められる。しかし侍を、ラストサムライとして描いた罪、それは映画監督としては切腹ものだ。私は不満だ。許せないくらいだ。また外国人に誤解されるじゃないか。しかしたかが娯楽映画である。ゆるりと楽しむことにすれば良いのかもしれない。それができればの話だが。
花守湖 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-08-16オデッセイ(2015)96.82点
2015-10-12メイズ・ランナー85.82点
2015-08-16マレフィセント106.27点
2015-06-25ブルージャスミン06.43点
2015-06-25ゴーン・ガール106.87点
2015-01-04トランスフォーマー/ロストエイジ15.42点
2014-11-09シュガー・ラッシュ97.50点
2014-10-25チチを撮りに86.76点
2014-10-18永遠の016.27点
2014-10-05それでも夜は明ける96.50点
七人の侍のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS