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タイトル名 |
父親たちの星条旗 |
レビュワー |
Thankyouさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2007-01-13 00:46:30 |
変更日時 |
2007-01-13 00:46:30 |
レビュー内容 |
「硫黄島からの手紙」に対して戦争を戦場の外から静観した感じの映画のため、反戦を高らかに訴えているわけでもない「硫黄島」以上に反戦の意図は感じられませんが、敵国と戦っては兵を失い、自国は戦う資金を失い、英雄を祭り上げて国債をかき集めてはその英雄を疲弊させ…戦争を続けるに当たっての悪循環をストーリーの中で忠実に描くことで、戦争が一体何を生むのだろうというのを暗示的に訴えかけているように思いました。芸能人の如く偽りの英雄を演じさせられ、戦地で戦う仲間たちのことを思っては罪悪感に苛まれ、やがて国民から疑いの目を向けられバラバラになっていった3人の足跡については初めて知りましたが、その叙情的に描かれた3人のその後の描写が印象的でした。 |
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