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タイトル名 |
恋人はゴースト |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2017-04-10 15:17:48 |
変更日時 |
2017-04-10 15:17:48 |
レビュー内容 |
ベタの王道ラブコメながら、これは感動します。 アイデアそのものは使い古されたものですが、アイデア頼みになっていないのがこの作品の良いところ。 ファンタジーでも、ラブコメでも、細かい設定、エピソードがとても丁寧に作られていて、説得力があります。 『見える人』『見えない人』設定の使い分けは見事。しかも、上手くストーリーの中でその設定を機能させています。 よって見ているこっちは、もやもや、はらはら、どきどき、いろんな感情を織り交ぜながら楽しむことができます。 『同僚』『お姉さん』『友人』『霊能者?店員』『子供達』『嫌なやつ』誰一人として無意味なモブキャラは存在せず、必要な人員としてきれいに配置されているのが大変良いですね。 伏線の張り方も上手。その回収の仕方も鮮やか。『リジー』の呼び名がこんな形で活きるとは。ありきたりでも予測がつかず、どきどきします。 『悲しい話で泣ける話』はたくさんあれど、『ハッピーエンドで泣ける話』はめったにないので貴重かもです。 この作品の魅力はちょっとだけミステリー感があるところですが、その中でも主演二人の絆、これは気になるところです。 ところがその絆ってのがあまりに小さなもの。 これには拍子抜けしちゃいましたが、ラブコメとしては傑作といってよい作品です。 とてもピュアな作品なので、家族で見られるのも◎ですね。 |
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