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タイトル名 |
血ぬられた墓標 |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-04-08 22:47:54 |
変更日時 |
2021-04-08 22:47:54 |
レビュー内容 |
200年前に魔女裁判みたいなのがあって、裏面にトゲトゲがついたマスクを顔面に打ちつけられる、というショック描写で作品の幕が開きます。 で、それから長い年月が経ったある日。彼女の墓を訪れた者が、彼女を蘇らせてしまう。 昔話じみた陰鬱な屋内セットでの撮影で、怪談テイストばりばり、といった印象ですが、物語は意外に入り組んだ感もあって、ちょっとミステリっぽい雰囲気もあります。もちろん、あくまで怪談なので、合理的な解決があるわけでもなんでもないんですが、なんとなく、何かが隠されているような、パズルのピースが欠けているような、モヤモヤとしたものがあって。 ストレートな恐怖を求める向きには、ちょっとモタつくように感じられるかもしれないけれど、得体のしれないヤな雰囲気が、作品全体を覆いつくしています。 冒頭だけじゃなく、生きたまま人間が焼け焦げていく描写など、残酷趣味は映画の古さを感じさせません。 |
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