みんなのシネマレビュー
夕凪の街 桜の国 - グレースさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 夕凪の街 桜の国
レビュワー グレースさん
点数 8点
投稿日時 2008-03-29 01:14:56
変更日時 2008-04-16 10:54:06
レビュー内容
前半の麻生久美子さんの時代の部分は、なんだかずーっと泣いてしまいました。セリフのひとつ・ひとつに泣き、「生きる」ことに泣き、、、打越さんとの淡い恋に泣き、、。 後半部分は、正直、ちょっと点が辛くなるけど、逆に「今の時代に日本人」が「原爆を語る」ことがこんなにも難しく、もどかしいことなのはなぜだろうと思わずにいられなかった。 前半の麻生久美子さんの「原爆を落とした人は、今日、私が死んでうれしいですか?」というセリフはすごいインパクトがあるのに。  高度経済成長を果たしバブル経済を経験した「先進国・日本」では原爆で犠牲になった人を語ることが、こんなに「まどろっこしく遠慮がち」なんだろうか・・。 「子孫である私たちが幸せであれば犠牲者は満足」なんだろうか・・。 だから、今の私たちは過去の犠牲を遠慮しながら遠回りに深夜バスでつぶやいたり電車の中でつぶやいて、「己の幸せだけを追求する原則」を守るんだろうか・・と思っていたのですが・・。
 DVDを見直してこの「まどろっこしさ」が「被爆者差別の本質」を突く部分であって、 現在でも「被爆を語る」時に、家族・子孫への長期にわたる「社会的差別を考慮し続けていかないといけない」。
そんな現代の日本社会そのものがこの「まどろっこしさ」「イライラ感」とつながるのではないかと思った。
 胸に妙なしこりを残した映画でした。
〔追加〕佐々部監督については、良くも悪くも日本的というか湿度のある部分があると思います。しかし平成の世で「出口のない海」で人間魚雷を描き、この作品で被爆を・・と立続けに意義の或るテーマに取り組まれている姿勢は映像作家としてとても力強いと思います。上野樹里や麻生久美子、田中麗奈など時代性のある俳優陣が次々と出演していることもうれしいことだと思います。
グレース さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-09-30婚前特急25.70点
2011-09-12アレクサンドリア06.72点
2011-06-10ばかもの87.05点
2011-06-03シチリア!シチリア!76.77点
2011-05-08雷桜14.26点
2011-03-10茶々 天涯の貴妃01.37点
2011-02-03みんな元気(2009)86.80点
2010-12-09戦争のはらわた67.75点
2010-12-07ウォッチャーズ(2009)54.75点
2010-12-03恋する宇宙87.23点
夕凪の街 桜の国のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS