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出口のない海 - 元締・虎さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 出口のない海
レビュワー 元締・虎さん
点数 10点
投稿日時 2006-09-23 02:46:31
変更日時 2006-09-23 02:46:31
レビュー内容
主人公は「回天」そのものだった気がします。故障がちだった回天という事実の忠実な描写は、動かなくてホッとした人間の心境と、青天の霹靂で天命が下ることとなった2号機の若者の絶叫とのコントラストを生み出しました。窓もなく偏狭の黒い空間に入って外界と断絶される時、それは生物が「弾」となる瞬間で、狭所恐怖症だろうが何だろうが、もう関係ナシです。命が救われる奇跡は、故障の時だけ。また、訓練中の事故、つまり海底に突っ込んでの戦死が数多く紹介されていますが、これが衝撃的なラストを生む結果に繋がりました。「男たちの大和」とは対照的で、こちらはセットも地味でしたが、狭くて息苦しい雰囲気が十分に伝わってきました。配役も完璧で、野球のボール、金毘羅様、手鏡…と、人間らしさは現代と全く変わらない若者たちが、あんな思いをする時代が本当にあったのですね。神風航空特攻隊も、もちろん胸痛む存在ですが、人間魚雷「回天」…、外の風景が全く見えない黒くて細長い物体は、むしろ「棺おけ」そのものだと思います。私は山口県下松市の映画館で鑑賞しました。回天記念館・訓練発射場跡のある山口県徳山の大津島はすぐそこです。非常に重たい映画だったはずですが、鑑賞後は美しい瀬戸内海と山口県の景色に慰められました。そして、今も色んなことを考えて生きています…。
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