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手紙(2006) - no_the_warさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 手紙(2006)
レビュワー no_the_warさん
点数 7点
投稿日時 2007-11-30 00:20:57
変更日時 2007-11-30 00:20:57
レビュー内容
やはり小説くらいわかりやすい弟の傍白(心の中の説明セリフ)が欲しかった。ただし、ラストは泣けました。なぜならば、小田和正の「言葉にできない」がかかるから。あの歌は反則というか、大量破壊兵器でしょ。
弟はかつての漫才師仲間と一緒に刑務所の慰問に訪れた。整然と並ぶ服役囚がじっと舞台上の二人を見つめる。なんとも重苦しい空気で二人は漫才を始める。だんだん場があったまってきて、笑いが起こってきたが、弟はどうしても客席を捜してしまう。どこかに兄がいる、どこかに兄が。ただし積極的に捜していたようには見えないし、弟としては絶縁を告げる手紙を送りつけた以上、見つけたくない気持ちはあったのだろう。でも捜してしまう。
漫才のネタなのか、家族ネタに噺が転がると、途端に涙目になり黙り込みながらネタを続ける弟。そのとき弟は見つけてしまった。整然と並ぶ作業服坊主頭の中に、昔よりだいぶ小さくなった兄の姿を。合掌している兄の姿を!
そのときに小田の声で「♪ラーラーラ」と入ってくるわけだから、そりゃ泣くだろってなもんよ。

ポスターについて。沢尻が無表情で棒立ちのあれの横でテンション低い兄の姿。兄の前に手紙の「罫線」がかかっていて、弟と沢尻とを遮断している。あれがなんだか手紙の中の存在としての兄というニュアンスとともに、刑務所にある「鉄格子」を喩えているように思うのだが、なんだかそれって「うまいっ!」とは思うが、とても安っぽい「うまいっ!」でない?そう思って見てしまうと、か細い檻に見えてきて、まるで鳥かごの中に兄が入っているようだ。ピヨピヨ。

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