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タイトル名 |
バトル・ロワイアル |
レビュワー |
あばれて万歳さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2006-05-08 14:51:54 |
変更日時 |
2006-05-08 15:11:03 |
レビュー内容 |
宮部みゆきが、何かのインタビューで「自分が対抗意識を持っているのはコミック。下手な小説じゃコミックに勝てない」てな発言をしていて、実際彼女の場合、小説ならではの技法を駆使してコミックに負けない小説を発表し続けているわけであるが、 全く逆に、コミックをそのまま小説にしてみましたというのが原作の「バトルロワイヤル」。 コミック(やゲーム)の面白さをそのまま小説にもってくるという宮部みゆきとは全く逆のアプローチをとった現代的な小説だといえる。 良くも悪くもコミック的な現実感のないドライに娯楽のみを追求した点がウリの小説だ。 そのコミック的ドライな娯楽小説を映画化するにあたり、深作監督による製作というのはあまりにも間違いだったと言えよう。あまりにも古くて変にウエットなとこが鼻についてしまい原作のよさを総消しにして悪い面だけが際立ってしまっている。 これはパズルゲームのような殺し合いを純粋に楽しむための話なのに..老人が若者向けに変なメッセージ性を入れようとするから、保守的な青臭さが全編に漂ってしまっていて娯楽として映画を楽しめないのだ。なんなんだあの変な字幕は。「走れ」って..プププのプー。 まぁ、小説を映画化するときに「作家性」というものが入るのは当然なわけだが(でないと映画化する意味ないもんね)やはり、アニメゲーム世代(あるいはその感性の理解できる人)に製作させる映画だったと思うんだよねぇ、この映画は...
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