みんなのシネマレビュー
ブラックブック - やわらか戦車さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ブラックブック
レビュワー やわらか戦車さん
点数 9点
投稿日時 2007-09-25 14:08:46
変更日時 2007-09-25 14:10:22
レビュー内容
ヴァーホーベン監督の良い持ち味は、なんといっても「エグさ」と
「いい意味での常に客観的な視線」にあると思います。
戦争やユダヤ迫害を描いた映画はたいてい、よく言えば「感動」「生きることの素晴らしさとそれを奪われる理不尽な悲しさ」を描いたものが多く、でも、ぶっちゃけ「主観的すぎ」「子供とかだしてこられたら、そりゃ誰でも泣くわい!!」「テンポ悪い」等の感想を抱きがちでもあります。(日本の8月前後にわんさか放映される戦争ドラマがいい見本でしょう)

この「ブラックブック」に関して言えば、とにかくものすごいテンポがいいです。
大変残酷なことが次から次へと起こるにも関らず、感傷的なシーンはほとんど
ありません。その代わり、エロシーン・脱ぎまくりシーンは多いです(笑)そして、ユダヤ人・オランダ人(レジスタンス)・ナチス・英米軍、、
どの立場に対しても、必要以上に偏って味方をしている映画ではありません。というかみんなそれぞれ、嫌~~なやつと普通の人が混じってる。
この「公平さ」って単純にすごいなぁ~~と思いました。
「どこにだってワルはいるんだぜ。ナチスだけ、
戦争そのものだけ憎んでも戦争はなくならない。人間の中の悪がなくならない限り・・」というメッセージが明確にわかりやすく伝わってきます。
そして、ヴァーホーベン監督はこの映画でも、女性に対して、いつもの通り(笑)
脱ぎ散らかしまくり、下世話なシーンいれまくり、なのですが、
なぜかいつも、「この人ってもしかして、本当はフェミニストなんじゃないのかな」と
思わせてくれます。だって、監督の映画にでてくる女性は本当に、いつも、たくましく、強く、ずる賢く、本当の物事を見定める鋭い眼を持っていたりします。
エグイシーンのせいで、女性や良識ある男性からは
嫌煙されがちな映画かもしれませんが、生きることの本質的なものを本当にリアルに
描いていると思います。下の毛を染めているシーンに拍手です。染めなくても
手入れはみんなああいう風にしてるんだい!!
やわらか戦車 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-03-30それでもボクはやってない77.60点
凶気の桜64.75点
ペット・セメタリー(1989)96.49点
プラネット・テラー in グラインドハウス76.47点
ブレイブ ワン66.04点
ソウ465.17点
タイタニック(1997)76.73点
2007-12-17アポカリプト96.75点
2007-10-23レストストップ デッドアヘッド75.20点
2007-10-23おもひでぽろぽろ35.34点
ブラックブックのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS