みんなのシネマレビュー
クィーン - なんのかんのさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 クィーン
レビュワー なんのかんのさん
点数 7点
投稿日時 2008-01-14 12:23:21
変更日時 2008-01-14 12:23:21
レビュー内容
空気が読めない、ってことを、最近はひどい欠点のように言うが、そうだろうか。この映画のエリザベス女王は、まさに空気が読めなかった。自分の王国が空気のおもむくままに浮遊する「大げさな涙とパフォーマンス」の国に堕してしまっていたことに気づかなかった、あるいはうすうす気づいていて認めたくなかったのかもしれない。自分が国の品位を体現する存在だと信じていた。イギリスならではの、皮相なからかいのない上質のユーモアで綴られた映画だが、かなり苦い内容を含んでいる。この女王の落胆が主題だから。そして作者は、空気を読めなかった女王を遠回しに賛美し、ダイアナバッシングから王室バッシングへころっと変われる世相を遠回しにチクリと刺す。やがて殺されていく大鹿の威厳と女王の品位、敗北していくもの同士が対面する川岸のシーンを美しく歌い上げたように、ひとつの文化の型が失われていく挽歌を、この映画は奏でたかったのだろう。あの鹿はダイアナではなく女王自身、こうでありたかった女王の肖像画なのだと思う。それにしてもこういう映画を平気で作れてしまうのは、シェイクスピアの史劇の伝統があるからなのか、ウチの国はかないませんなあ。
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-03-15エデンの東(1955)87.25点
2014-03-14アゲイン/明日への誓い65.22点
2014-03-13オリバー!76.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ65.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女66.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻77.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)66.00点
2014-03-08稲村ジェーン42.43点
2014-03-07つぐみ54.96点
2014-03-06ボイス・オブ・ムーン65.25点
クィーンのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS