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生きる - てっつんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 生きる
レビュワー てっつんさん
点数 7点
投稿日時 2003-05-30 10:56:05
変更日時 2003-05-30 10:56:05
レビュー内容
戦後7年目に、すでにこのような平和が訪れていた日本。その内側にある一国民の人生を相当の皮肉を込めて描ききっている。しかしその皮肉の意図が強すぎるのか、登場人物の振る舞いやせりふがかなりデフォルメされ、明らかに素直にうなずけない、リアルさからは程遠いものとなっていると思う。主人公の息子夫婦にしても同僚にしても、主人公の奇行に何かを察することを作者の意図で抑えられている感がある。当時の人間がそんなに鈍感であったとは思えない。「七人の侍」では十分に人間のリアルを描ききっていたと思えただけに、リアルな当時の日本を誇張した人間ドラマでうまく表現したと捉えればいいのだろうか。世界の黒沢がやったことなので綿密な計算の上でのことと。。しかし人間ドラマのリアリティーとして評価するなら小津作品のほうが格段にいいな、と感じます。時代を超えて共感できる人間の普遍があると思います。「七人の侍」があまりに凄まじい出来だったためか、私には少し物足りなさが感じられた映画でした。
てっつん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2003-06-01アモーレス・ペロス87.01点
2003-05-30フォーエバー・フィーバー77.15点
2003-05-30パッチ・アダムス87.28点
2003-05-30生きる78.03点
2003-05-19シュウシュウの季節46.71点
2003-05-19知らなすぎた男86.57点
2003-05-19シックス・デイ35.38点
2003-05-15七人の侍108.59点
2003-05-03ナイト・オン・ザ・プラネット77.19点
2003-04-22プロポーズ55.91点
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