みんなのシネマレビュー
スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 - えみさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
レビュワー えみさん
点数 4点
投稿日時 2008-02-24 20:58:58
変更日時 2008-02-24 20:58:58
レビュー内容
ジョニー・デップの役柄が理髪師と聞いた時点でどうしても『シザー・ハンズ』とカブってしまうことを心配していたがいい意味でも悪い意味でもティム・バートンはそれを裏切ってくれた。スウィニー・トッドと名乗る男は昔愛する妻と赤ん坊を権力で奪い去った判事に復讐をすることだけが目的でロンドンの地へ舞い戻る。この地は上流階級者のみが贅沢な暮らしをする腐敗した街。たまたま入ったパイ店の女主人、ミセス・ラベットがスウィニー・トッドを過去に存在したベンジャミン・バーガーだと見抜き、それから2人はおぞましく非情で、しかしどこか滑稽な理髪店とパイ店を経営していく。ここで忘れてはいけないのはそれはただ自分を不幸に落とし入れた判事に復讐する為だけだった。なのに全く罪もない人々を殺人マシーンに乗せ、次々と殺していく。そしてその人肉を使い、ミートパイは作られ、店はどんどん繁盛していく。しかし、スウィニーの頭の中には判事に復讐する、ただそのことしかなかった。ラベットが自分に好意を抱いていようが全く気づかず一緒に船旅をしたアンソニーでさえ判事を呼び出す鴨にする。世間を知らなかったベンジャミン・バーガー。無実の罪をきせられ、愛する者を奪われ、自らの人生さえも奪われる。そんな彼が判事に復讐心を抱いても仕方がないことだ。きっと以前は善良で真面目な青年だったに違いない。そんな彼がスウィニー・トッドと名を変え、人をたくさん殺しても非情だったのは全て復讐心からきた、愛する者を奪われた悲しみだったのだろう。そんな彼に以前から恋こがれたラベット。きっと理髪店があった1階にパイ店を経営していたのもベンジャミンへの思いからだろう。夫をなくした今、ベンジャミンがどんなに様変わりしていても願ってもない彼の帰還は彼女にとれば至福の時。しかし思いも寄らない結末により、彼女はベンジャミンの手で殺されてしまうのだ。一度も思いの届かない恋。そして、死んだと思っていた妻を自らの、そして相棒である剃刀で殺めてしまったベンジャミン。これは罪のない人々を殺した罪なのか、それともそのようにしか生きられなかった彼らの悲しい運命なのか。灰色の画面に薄気味悪く映し出されたおびただしい血の赤。この血は、ベンジャミンが今までに味わった悲しみと同じぐらい痛々しさを表していた。
えみ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-04-074ヶ月、3週と2日106.97点
2008-02-24スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師45.84点
2008-02-11やわらかい手107.31点
2008-02-03サラエボの花86.84点
2008-01-28僕がいない場所66.00点
2008-01-27ぜんぶ、フィデルのせい77.25点
2008-01-20once ダブリンの街角で76.88点
2008-01-19再会の街で107.24点
2008-01-19アース105.91点
スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS