|
タイトル名 |
西部戦線異状なし(1930) |
レビュワー |
風小僧さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2024-02-11 13:53:31 |
変更日時 |
2024-02-11 13:53:31 |
レビュー内容 |
戦争の本質をストレートに描いた名作。トーキー始まって数年後の作品だが、教師が生徒に愛国心を説くシーンは無声映画の表現を感じさせ迫真性がある。戦闘シーンも優れたカメラワークで臨場感があり、リアルな迫力に満ちている。 初めて観た時は蝶に差し出した手の動きに作品のメッセージを感じたが、今回改めて観賞すると、行軍する兵士一人一人が振り向く時の不安そうな、あるいは何かを訴えかけるような表情が墓標と重なるラストシーンに心が動いた。見事に青年たちの内面をとらえ、蝶のシーンとともに印象深いものであった。 |
|
風小僧 さんの 最近のクチコミ・感想
西部戦線異状なし(1930)のレビュー一覧を見る
|