みんなのシネマレビュー
アパートの鍵貸します - アンドレ・タカシさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 アパートの鍵貸します
レビュワー アンドレ・タカシさん
点数 9点
投稿日時 2013-05-20 01:30:44
変更日時 2013-05-22 00:38:08
レビュー内容
初見はテレビ放送で小学校の低学年でした。その年齢でも言わんとしていることが分かり記憶に残りました。「名作」としての評価が定着しているのを知ったのはかなり後のことです。どのシーンにも、どのカットにも無駄が無く、細かい演出の全てがひとつの方向に向かって統合されて行くイメージで、ビリー・ワイルダーの上手さが遺憾なく発揮された逸品という評価です。観る度に「いい映画を観た」という気分になる。本作も「永遠の名作」のひとつだと思います。
少しバクスターのことを考えました。私は出世第一主義が悪いとは思いません。反対に、自宅を出世ツールにして自分の生活を犠牲にする徹底ぶりはただ者ではないと思います。ただ、バクスターの「出世」には目的が伴っていなかった。金持ちになるとか、権力を得るとか、「出世」による具体的な成果をイメージせずに漠然と出世を目指していた節があります。だから「出世」が叶った後の彼は空虚に見えました。それは「出世」より執着できそうなものが視界に入ったことも関係していたと思います。彼が会社を辞めた時点では、フランに対しては片想い状態でした。相愛になれたのは結果論です。だから本作は「出世」と「恋愛」を秤に掛けている訳ではなく、バクスターが人生や生活を律して行ける「何か」を見つけることの重要性に気付いた映画なのだと思います。
最近は、執着するものが見つからないと定職に就かずにフラフラする人が増えているようです。我が身を削って「出世」を目指すような人も極々少数でしょう。さすがに50年前とは世情がずいぶんと変わりました。ビリー・ワイルダーが本作を現代にアレンジしたらどんな内容になったでしょう?
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-17ゴジラ-1.087.50点
2022-02-28007/ノー・タイム・トゥ・ダイ56.75点
2022-02-22ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男66.50点
2022-02-22(秘)色情めす市場77.33点
2022-02-19クロスファイア(2000)45.79点
2022-02-19ジョニー・イングリッシュ55.62点
2022-02-19地獄(1999)53.81点
2022-02-19バイオハザード ディジェネレーション35.28点
2022-02-19DUNE デューン/砂の惑星(2021)76.30点
2022-01-31愛と哀しみのボレロ87.39点
アパートの鍵貸しますのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS