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タイトル名 |
ブラインドネス |
レビュワー |
蝉丸さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-04-26 23:24:13 |
変更日時 |
2009-04-26 23:24:13 |
レビュー内容 |
人が人を殺すことって、そう簡単にできない。そのような訓練を受けているものなら別だろう。自分が屈辱的なことを受けても、仲間が死んでも、まだ鋏を持たなかった。しかし次の犠牲者達の声を聞き、同じようなことが起きたら・・・と思ったとき激しい殺意が起きる。火をつけた彼女も同じ思いだったのだろう。「目が見えなくなって(1人だけ見えて)どうなるんだ?」というストーリーよりも人間の原点を面白く見せてくれる映画だと思うと、受け取り方が違うのではなかろうか。冒頭の自動車を盗みそうでやっぱり盗んでいったとか、花瓶のことで日本人の夫婦が案外ドライな関係だとか、自動車泥棒が足が腐ってしまうとか、日本人の夫の思い出話を鬱陶しく思う妻とか・・・死体を食らう犬と人になつく犬とか・・・あげれば切りのない伏線がしっかりとまとまって、自分たち人間について考えてしまう良作品。ただ、ちょっと長いのが退屈か。(そうそう、人種(国籍)もめちゃくちゃいっぱい使ってるところもいいのかなって思う。人種も職業も年齢も思想も職業も貧富の差も関係なくブラインド・・・) |
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