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タイトル名 |
ベンジャミン・バトン/数奇な人生 |
レビュワー |
Sugarbetterさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-01-27 16:21:47 |
変更日時 |
2011-01-27 16:21:47 |
レビュー内容 |
この映画のテーマは"人の死"であることに、見終わってから気付いた。
ベンジャミンの周りの人々はみな老いて死んでいく。何故って?それは人間だから。そんな普遍的かつ語りづらいテーマを、ファンタジーというオブラートに包んで上手く表現したなぁ…という感じ。
デビッド・フィンチャーは、鬼才と称されるだけあって、今までは理解し難い映画ばかり作ってきたのだと思う。(全て見てきたわけではないので断言はできないが) が、この作品はフィンチャー作品の中ではとても理解しやすく、万人受けする作品に仕上がっている。
3時間弱という上映時間を長く感じさせない演出も、流石といったところ。
男女の愛であったり、家族愛であったり、"老い"であったり…と、この映画に散りばめられたテーマは多い。誰もが、どこかで共感できる部分を見つけられるだろうし、見終わった後には、それぞれ自分が見つけたテーマについて考えさせられると思う。
特殊メイクで老人になったブラピが見えるのも、この映画の話題性の一つかも。 是非、3時間彼と一緒に、1人の男の人生の軌跡を辿ってみて欲しい。 |
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