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タイトル名 |
屋敷女 |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2014-03-02 18:06:01 |
変更日時 |
2014-03-02 18:07:26 |
レビュー内容 |
噂になるだけのことはあります。 まさにトラウマ映画というコアなジャンルの頂点。 生理的な不快さがホラーであるならこの映画はホラー映画の頂点。 とにかくグロい。 ゴアあり、サイコあり、生々しさあり、とホラー三点セットがそろってる。 それにB級ではない。 B級ではないところでグロいのをやるのが凄い。 考えてみればB級Z級映画こそ安易といえるハッピーエンドや中途半端なバッドエンドを持ち出す。 この映画はそういうのではない。 生々しい暗さが重く後味として鑑賞後に残る。芸術とさえ感じるとは言い過ぎか。 美と酷、生と死、これらの混在が終わりを深いものにしているのか。 この映画のホラーとしての評価点は脳のダメージまでもホラーとして怖くやってること。 このサイコ女はどんなホラー映画にも出てこない不気味さだ。 不条理な狂暴さがホラーというジャンルにおいて素晴らしい。 そしてこの女のゴスなファッションスタイルがナイス(個人的にサイレントヒル3(TVゲーム)のクローディアを終始思い出した)。 この作品はホラー映画にあるべき狂気というものがしっかりとしている。 部屋の照明が不思議な雰囲気を出す。 音楽は時にメランコリックに美しく、時に奇妙な電子音が箍の外れた狂気を彩る。 ホラーへの妥協が生む明るさも一切ない。 愛憎の切り替わり、モンスターの切り替わり、強さと弱さの切り替わりがあって面白い。 母性本能の強さと、自衛本能の強さと、赤ちゃんってスゲーなーってのと、女って怖えぇ。 マっジで胎教に悪い映画だなと思った。 それに僕は先端恐怖症の人も見ないほうがいいと思う。 (2012年の映画メモより) |
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