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タイトル名 |
ダイアリー・オブ・ザ・デッド |
レビュワー |
あばれて万歳さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2019-09-06 14:48:07 |
変更日時 |
2019-09-06 14:48:07 |
レビュー内容 |
キングオブ中途半端。 POVって「中途半端なリアリティ演出」こそがキモだと思うんですよ。 「そもそもこの状況でカメラ撮ってるのおかしいだろ」という基本的なツッコミを忘れる事で、映画ではないドキュメンタリー風の雰囲気に浸れるのが魅力なんだと思います。 しかし、この映画「映画製作を志す学生が撮った映像を別の学生が編集して音楽までつけました」という2重フェイク構成を取ってるおかげで、POVなんだか普通に撮ってるんだかわからない極めて中途半端なゾンビ映画になってしまっています。
また、POVゾンビ物というと「REC」のように「ギャーギャー騒ぎすぎてとにかくうるさい」という欠点があると思ってたのですが、あまりに淡々としたこの映画を観てると「あのうるさいのは実は正しかったんじゃね?」と思えてくるわけです。 だってこの究極状況の中、登場する学生たち、頭おかしいですよね?危機感なさすぎのんびりしすぎ。というか馬鹿。まったく感情移入の余地もないっていうのはさすがにダメだと思うんです。普通にああいう状況になるとやっぱ登場人物は狂乱しますよね。それが普通ですよね。いや、今までうるさいとか思ってて悪かった!!
そんなわけで、既存のPOVホラー映画群、意外とあれはあれでよかったのかもしれない…と他の映画を再評価させてくれるという変な映画でありました。 |
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