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おくりびと - よしのぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 おくりびと
レビュワー よしのぶさん
点数 7点
投稿日時 2009-03-30 23:13:10
変更日時 2009-03-31 12:17:01
レビュー内容
抑えた演技、演出には好感が持てました。主人公小林はチェリストになるのが夢でしたが、才能に限界を感じており、オーケストラの解散を機にチェロをやめてしまいます。もともと、このチェロは音楽好きの父親から強制的に習わされたものでした。(この伏線はよく効いていますね)父親は愛人を作り、小林が幼少の頃、家を出て行ってしまいます。小林は父親の顔をはっきりとはおぼえておらず、石文(いしぶみ)としてもらった石だけが思い出として残っています。(この伏線もみごとにはまります)小林は縁があって納棺士となります。そこへ父親の死亡通知が届き、遺体を整える作業を通じて、父親と和解します。死の対照となる。新しい生命の誕生もさりげなくからめてましたね。もうひとつよくできていると思ったのが、銭湯のおばば(吉行和子)の死の場面です。小林は、おばばの息子からは職業差別を受け、妻からは猛反発を受けるのですが、おばばの死によってそれらが無理なく解消されます。そしてさほど関係ないと思っていた銭湯好きのおじさんが、葬儀場の釜士とわかり、銭湯を継ぐ決意をします。さて、最大のテーマは死体を扱う納棺士という職業に対する世間の差別意識でしょう。日本にはケガレの思想があるので、ある程度は仕方がないのですが、映画ではややおおげさに描かれているように思いました。小林がチェリストから納棺士に転職して本当によかったのかどうかはわかりませんが、父の死を通じて、誇りをもってやれる職業と確信したのはよいことと思います。このような難しいテーマに真正面から取り組んだ監督に敬意を表します。ところで不自然に思ったところがあります。それは父親はどうして石を持ったままの状態で合掌させられていたのかということです。もう一つ。妻は生きているたこを見て、きゃーと声をあげ、料理できませんでした。しかし鶏の頭は平気です。ここに矛盾を感じました。あと魚の卵やフライドチキンを食べている場面は美しくありませんでした。生命をいただいているというより、貪っている印象です。これはマイナスでしょう。
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