|
タイトル名 |
チェンジリング(2008) |
レビュワー |
眉山さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2019-05-11 05:52:32 |
変更日時 |
2019-05-11 05:52:32 |
レビュー内容 |
フィクションなら「そんなアホな」という話ですが、これが実話というから驚きです。理不尽にもほどがあるという感じ。 主人公は誘拐犯のみならず、警察やメディアとも戦わなければならなくなったわけで、いわば「三面楚歌」の状態。そこから形勢を逆転していくタフネスぶりには、畏敬の念を抱くばかりです。 ただし主人公には、牧師とその一派という強力な支援者の「一面」が現れました。もし日本で同じような状況に置かれたとき、こういう「一面」は現れるでしょうか。警察もさすがにここまで理不尽なことはしないでしょうが、冤罪とか誤認逮捕とか、あるいは初動の遅れなどはよく聞く話です。政権批判は喧しいメディアも警察発表には従順なようだし、教会をはじめ宗教団体も一部を除いて社会的な影響力はありません。だとすれば、日本のほうがもっと絶望的な状況に陥りやすいのかもしれません。などと考え出すと暗澹たる気分になるので考えないことにします。 |
|
眉山 さんの 最近のクチコミ・感想
チェンジリング(2008)のレビュー一覧を見る
|