みんなのシネマレビュー
レスラー - アラジン2014さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 レスラー
レビュワー アラジン2014さん
点数 9点
投稿日時 2015-10-15 16:01:45
変更日時 2022-08-13 12:22:43
レビュー内容
プロレスに全く興味がなかったのでこの映画も完全無視をしていましたが・・ いやぁ全く、素晴らしい映画が眠っているもんです!昔は凄かったのに今では底辺のプロレスラー。自業自得といってしまえば身も蓋もないですが、ランディ(ミッキー・ローク)は真面目で正直な男だし人間の生き様としては非常に渋かった。いやシブすぎました。

しかしながら、この男は少々豪快過ぎる部分があり、酒で大失敗するシーンが描かれます。娘と会うのが嬉し過ぎて女と酒でハメを外すとかどんだけ子供なんだと。。いわゆる”人間としては最低の部類”といえますが、普段はプロレス仲間からは慕われており、近所のちびっ子たちと一緒にTVゲームで遊んだりする一面も見せ、純粋で真っすぐな人間的魅力というのも同時に描かれています。結果的になんとも味わい深い愚直な人間(ランディ”ザ ラム”ロビンソン)が形作られています。
この愚直でイライラするような男(漢)を脇で支えるのがストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)で、こちらは風俗業=我が子に見せられない問題、年齢問題、プライベートと仕事の分離問題などの葛藤をウマく表現しつつ、ランディを裏で支えるポジションとして機能的に配置されています。

全編ドキュメンタリー風なので映画として良いのか判りませんが、風景やシーン、表情やセリフがいちいち心に入ってきます。音楽を徹底的に排除したことで観客とランディが一体になって共感できた成功例だと思います。私はミッキーロークのことをほとんど知りませんが、このシブさは役者の内面がにじみ出ているのは容易に想像できます。主演男優賞ノミネートは納得、いや、これほどシンプルで心に響く映画も珍しいので是非賞を取っていただきたかったものです。
女には受け入れがたい最高の男泣き映画を装っていますが、実は人間の本質を描いた超ヒューマンドラマとして、男も女も、プロレスが大嫌いな人間にも広くお勧めできる素晴らしい映画です。ラストの演説~試合~暗転の説得力は近年稀にみる素晴らしさでした。
アラジン2014 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-21新・座頭市物語87.15点
七人の侍88.59点
2024-01-19極道の妻たち 三代目姐65.33点
2024-01-19極道の妻たちⅡ44.00点
2024-01-12コン・エアー76.37点
2024-01-12ザ・ロック87.83点
2024-01-05Dr.コトー診療所44.58点
2024-01-04青天の霹靂76.64点
2024-01-0476.67点
2024-01-04オータム・イン・ニューヨーク54.16点
レスラーのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS