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孫悟空 前後篇(1940) - サーファローザさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 孫悟空 前後篇(1940)
レビュワー サーファローザさん
点数 8点
投稿日時 2010-04-08 17:58:38
変更日時 2010-04-08 17:58:38
レビュー内容
全般オペレッタ形式で、日劇ダンシングチームが中国風、砂漠のオアシス、大宮殿など各エピソードで豪華絢爛のダンスショー。そして、半蔵・悟空・八戒・沙悟浄らの「学芸会的」なエノケン一座のおとぼけ劇がミックスされるという何ともスケールの大きい娯楽映画だ。

もう、ハナから娯楽を目的としていて「孫悟空」という物語は借りただけに過ぎない。悟空の如意棒は「プロペラ機」に変身するし、金角大王・銀角大王は科学者で遠隔カメラで監視をし、光線やロボットが出てくるんですよ。完全に未来要塞。
テレビがまだ無い時代に良くぞやった!

後半、一行が「お伽の国」の夢を見るシーンなどは完全にハリウッドの影響もあり、ディズニー「白雪姫」などの世界がそのまんま。それでいて、ポパイのテーマソングがバックに「ほうれん草」を食べて元気いっぱいになったり、太平洋戦争開戦間近によくOKでましたね。

高峰秀子・李香蘭などの両姫も素晴らしい輝きを放ったし、もうお腹が膨れてしまう。

あげくに最後は戦闘機同志のドッグファイト!もう「孫悟空」はそっちのけなのが良いですなあ。これらのシーン全てに関わった特撮監督の円谷英二の技術は脅威的。

映画を観ることに自由が利かなかった時代(1939年に映画法が施行【脚本の検閲、制作・配給の許可制、外国映画の上映制限など】)であった中で、国民に希望を与えるべく、こういう仕事をしたというのは奇跡に近い。娯楽映画としては夢のような作品だと思います。

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