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タイトル名 |
イングロリアス・バスターズ |
レビュワー |
黒猫クックさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-05-11 18:29:29 |
変更日時 |
2012-05-11 18:29:29 |
レビュー内容 |
この映画の気持ち悪さはハンパ無いんだが、嫌いじゃないから不思議だ。 そもそも、ブラッドピットが全く機能してないにもかかわらず、出て来るだけで締まる。ウケるわけだが、彼はこういう気持ち悪い万能感に冒された重症患者のような異常性を演じるときむちゃくちゃな存在感を発するから凄い。それを躊躇無く入れる。他の大物監督がまじめに作っても成立しそうな話なのにね。
結果としての内容が「で?」としか言いようのないところに、残虐性とか怖さが乗っかるのはやっぱり監督の個性なのか。私はそれが大嫌いで、金と時間を払ってなんで観なきゃいけないわけ?と思うわけだが、意志に反してついつい観てしまい釘付けになるわけだ。
この大嫌いな要素を上回る魅力がたまらない。だからタランティーノを無茶苦茶大ッ嫌いで不愉快だと思い続けることで、その作品を観たときのゾクリが味わえる。たまらん。 |
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