フィッシュストーリー - クロエさんのレビュー

レビュー内容
タイトル名	フィッシュストーリー
レビュワー	クロエさん
点数	4点
投稿日時	2009-12-07 18:16:18
変更日時	2009-12-07 18:21:18
「アヒルと鴨のコインロッカー」が面白かったので期待したのだけど、構成がここまでくると、内田ひろし作品も含めて「また、このパターンか…」という印象を受ける。　時代背景が違う群像劇が続くが、それが一つにまとまるラストは観客に想像力を全く与えない。全てを説明だけで片づけてしまうので「ああ、そうだったの」で終わってしまう。　映画というのは描写があって「ああ、そういうことだったのか」と頷かせることに感動があると思う。　本作は個人(原作者？)が勝手に想像しただけのもの。一本くらいなら許せるけど、こんな作品が氾濫したら、また邦画は氷河期に突入すると思う。　パンクレコードの製作に、「人生に無駄はない」というメッセージだけは伝わってきた。　タイトルのセンス、セリフのやりとりも面白かったけど無駄なシーンも多すぎ。　数年後には記憶から抹消されていると思う。

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