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タイトル名 |
3時10分、決断のとき |
レビュワー |
53羽の孔雀さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2014-02-16 17:15:56 |
変更日時 |
2014-02-23 03:52:19 |
レビュー内容 |
2周目視聴。やっぱ面白いですね~。まずさすが2007年に作られた西部劇というだけあってガンアクションシーンが凄い。主人公に弾は当たらないの法則はわかっていても緊張感がバリバリ伝わってきます。昔の西部劇のアクションシーンは撃たれて馬から転げ落ちたり馬から馬へ飛び移ったり個人の銃の扱いが凄かったりといった肉体的な凄さで魅せるのに対し、こちらはカメラワークや演出で魅せるものが多く、素人目にも映像技術の進歩ってすごいんだな~と思わせられました。 そしてテーマはやはり「男の誇り」。これは西部劇お馴染みですね。っていうかリメイクだからお馴染みもなにもないけど。 ダンは最初こそ200ドルを得るために護衛に志願するが、途中ウェイドから「1000ドルやるから見逃せ」と言われたあたりから、ほんとに欲しいのは金じゃないという意識を自覚し始める。「逃げても200ドルあげるし、誰も責めないよ」と言われても逃げ出さないのが決定的。さらには例えユマ送りに成功しても脱走されてしまうであろうことを知りますが、そんなことはもはや問題ではないのですね。ダン以外の周りの連中は皆自分の利益第一で、たとえウェイドを逃がしたって護衛を殺して金さえもらえりゃ良い、自分が死ななきゃ良い、という発想。もちろんそれも正しいっちゃ正しいのだけど、ダンは違う。そんなダンは金で何でも手に入るウェイドすら持たないモノ(誇り)を得ようとしており、そこに尊敬の念を抱き、最後のウェイドのあの行動に繋がるんですね。 ウェイドについては、女を優先してあっさり捕まる点や「生きてたほうが地獄」という台詞から、逃げられたら逃げられたで良いし吊るし首なら吊るし首で良いし、別に何でもいいや的な発想が強かったのでしょう。宗教的な思想はよくわかりませんが、その辺も関係あったのかも? |
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