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タイトル名 |
ディア・ドクター |
レビュワー |
あばれて万歳さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2016-10-15 20:28:03 |
変更日時 |
2016-10-15 20:28:03 |
レビュー内容 |
医師免許もってないのに治療してました的偽医者事件とか無医村問題とかそのあたりの事に普段からある程度興味を持っている人であれば、ストーリー的には意外性は全くなくて、ごくごく平凡な内容。
プラセボとか「病は気から」なんて言葉からも明らかなように「信用できない名医」より「信用できる偽医者」にかかった方が個人が感じる幸福値は高いのは明白なわけだけど、だからこそ「あなたの病を治します」的な似非薬やなぞの健康アイテムや、はてはあやしい宗教までを人は信じてしまうのであってまさに「イワシの頭も信心から」
だけどしかし、じゃぁ病気の人のためをひたすら思っているからといって医師をカタっていいかというと、それはまた全然違う話で「ダメなものはダメ」 医師をかたらなくても病気の人の役にたつ仕事はいくらでもあるわけで、父親へのコンプレックスとかいろいろな思いがあるにしても、この偽医者の行動はやはり認める事はできないのです。
まぁ善意から出てるのは明らかだし、この人のおかげで村人は助かってるわけで、だからこそ経験豊富な看護婦なんかがあやしいとわかっててもフォローするわけだけど、でもやっぱダメなものはダメ。これ、なんかの新興宗教でも上手くやれば同じ事だからね。
まぁ、現実問題として世の中の無医村問題は全然解決せず困ってる人はいるわけだけど、それはまた別の話。
とちょっと堅い事を書いてみたけど、この映画、内容的には予定調和な展開を淡々と描いていて驚きも何もない話なんだけど、その魅せ方のうまさが実に映画的で魅力的なので、最後までそれなりに面白く見る事ができる。
話だけを聞かされたらあまりにありふれた内容に「それで?」としか返しようがないようなつまんない話なのに、それをこれだけしっかり魅せてくれるのは、まさにそれこそが映画としての魅力なんじゃないかなぁ、とそう思うわけです。
って、なんかまとまってないですねw |
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