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モンテ・クリスト伯(1998)<TVM> - レインさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 モンテ・クリスト伯(1998)<TVM>
レビュワー レインさん
点数 9点
投稿日時 2009-09-29 00:55:01
変更日時 2012-12-27 18:00:20
レビュー内容
エドモン・ダンテス、ジャン・バルジャン、そしてシラノ・ド・ベルジュラックを演じたジェラール・ドパルデュー。 フランスの俳優としてこれ以上の幸せはないのではないか。 ダンテスのイメージではないかもしれないが(特徴ある風貌で巨体の持ち主である彼がプゾーニ神父やウィルモア卿に変装しても、一目でそれとわかってしまう)、存在感は揺るぎないもので、燃える復讐心と恩義を忘れぬ忠誠心をあわせもつダンテスを描く後半はエンターテイメントの醍醐味といえようか。 ダンテスを陥れるフェルナン、ダングラール、ビルフォール、カドルッスらは徹底して卑しく描かれ、悪側の毒盛りや不義の子を箱詰めにして埋めるエピソードもフランス的な猟奇色で作品を盛り上げるが、ダンテスの復讐は彼らを手にかけるような野蛮さがないのが好対照をなす。 新生ファラオン号がマルセイユに華々しく入港する際、モレル氏が安堵と歓喜のあまり息絶えるのは衝撃的な脚色だが、ダンテスの厚意の対象を息子マクシミリアンにすみやかに移行させるためか。 ダンテスに仕えるベルトゥッチオは執事というより孤独なダンテスの友人に近い人間となり、メルセデス(オルネラ・ムーティ)はより生身の人間らしい女性となっている。 結末は読者や観客が望むように変えられ、本来こうなるべきであったのを見たい人が多いということなのだろう。 その煽りを食って王女エデのレゾン・デートルの半分は失われたが、原作のままではメルセデスが不憫ではあるので、これはこれでよいと思う。 「レ・ミゼラブル」と両作品で青年時代を演じたドパルデューの子息、ギョームは08年に惜しくも亡くなっている。
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