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ミラーズ・クロッシング - ペリエさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ミラーズ・クロッシング
レビュワー ペリエさん
点数 10点
投稿日時 2012-07-08 20:43:05
変更日時 2012-07-08 20:43:05
レビュー内容
ボギーことハンフリー・ボガートとともに終焉したと思われたハードボイルドスタイルを見事に復活させました。主人公トムは喧嘩が強いわけではなく、銃の扱いに長けているわけでもない、確かに頭は良いが彼の魅力は何と言ってもタフであること。もっと言えば、自分で自分はタフな男だ、打たれずよい男だと言い聞かせ、あっちで殴られ、こっちで脅されても、自らの矜持を貫くため黙々とタバコを吹かしながら流れていく・・・様々な事件に巻き込まれ、自らも借金の肩代わりをレオから申し込まれても断り、自分で返済すると辞退した挙句に返済出来ず殴られるが、セリフ通り「怨んではいない」のでしょう。自らの借金は自分で払うのが男であり、払えなければ殴られるのは当然で、彼の信念に反するものではないのではない。なかでも主人公トムの魅力が表現されているのがバーニーとの関係で、特にバーニー逃がした後に、死体確認のために森に入っていくシーンは秀逸です。バーニーを逃がしているわけで、死体がそこに無いのは間違いなく、自分は殺されるのが確実な状況にトムは嘔吐する程に心底恐怖している。しかしバーニーのように弁解・命乞いなどせず、黙って恐怖に耐え最後の時を迎えようとする。生き残ることより、いかに生きて死んでいくが大切だと言わんばかりに、最後まで自らのスタイルを通すトムにダンディズムを感じずにはいられない。コーエン兄弟が作り出す映画全体の静謐な世界観もこの映画を支えるうえで、欠かすことのできない材料ですが、個人的にはガブリエル・バーーン演じるトムの魅力にやられました。
ペリエ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2019-05-06飛べ!ダコタ98.40点
2015-08-24柘榴坂の仇討65.50点
2012-07-08ミラーズ・クロッシング107.18点
2011-04-24殺人の追憶107.21点
2011-02-06ゴーン・ベイビー・ゴーン97.11点
2010-10-31あるいは裏切りという名の犬96.90点
2010-05-04シリアナ24.98点
2009-01-12静かなる男107.82点
2008-07-13ディパーテッド85.98点
2008-06-08シン・シティ86.53点
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