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タイトル名 |
ソウ6 |
レビュワー |
海之松さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2009-11-09 23:46:42 |
変更日時 |
2009-11-09 23:46:42 |
レビュー内容 |
シリーズ全体から見た場合、ストーリーにあまり進展はありません。 ホフマン対ジルの決着も、次回へ持ち越しになりました。 ジグソウの遺志は、ジルの手で病院に運ばれるところまでで終わりましたが、 何作か後に成長した形で見られるのでしょう。
今作のゲームについて、冒頭の「ヴェニスの商人の天秤ばかり」 とでもいうようなゲームは、一応フェアな形で行われていましたが、 メインのゲームはアンフェアで、かなりひどい設定でした。 当事者が助かるための行動を、自分自身で取れないのです。 この謎が解ければ助かるとか、この試練をクリアすれば生きられるとか、 そういったものが当事者に提示されず、第三者の判断や行動によって、 命運が決められるのです。 自分では何も出来ずに、ただ死んでいく者もいれば、 何も行動していないのに助かる者まで出てくるしまつ。
それどころか、このゲームには観客に対し映画製作者サイドから、 「だまされた?こっちと思ったでしょ?実はこっちでした。」 と言いたいがために、連れて来られたような人物もいました。 作品内で登場人物をだますために行われたトリックではなく、 観客に対してのみ行われるサプライズが描かれていることに、 また失望させられたのでした。
でも、SAWⅢで残された「アマンダへの手紙の謎」が、 今作中で解明されたのは大きな収穫でした。 こういうことがあるので、シリーズ最後まで見続けたいと思うのです。
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