みんなのシネマレビュー
母なる証明 - 枕流さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 母なる証明
レビュワー 枕流さん
点数 9点
投稿日時 2009-12-23 21:50:47
変更日時 2009-12-23 21:50:47
レビュー内容
何とも気味が悪い上に後味も悪いストーリーで、観終わった後、言いようのないモヤモヤ感に包まれた。自分としては分かりやすい映画が好きなので、こういう映画は低評価をつけがちなのだが、それはできない。何せ心に残るものが大きすぎる。端的に言うとこの監督の嫌らしさが大好きなのだ。

★あらすじ★

知的障害者の息子が女子高生殺人犯として捕まった。真犯人探しに狂奔する母親。果たして母親は息子を助けることが出来るのか。。。

上のあらすじを読めば、まあまず間違いなく感動系の作品を誰もが期待するだろう。ラストシーンの法廷で、審理は意外な方向へ展開し、皆があっと息を呑む真犯人が逮捕される。抱き合う母と息子…という感じの。

でもこれが全っ然そんな作品じゃない。ネタバレしないためには、あまり多くは書けないが、母親と息子の複雑な関係性や息子の悪友、悪徳弁護士なども絡んできて、一筋縄ではいかない話になっちゃう。ここら辺の持って行き方がジュノ監督ならではで、ちょっとコミカルな状況とかシーンとかを散りばめながらうまいこと進めていく。社会派映画とエンターテイメントの狭間を突いてくる感じがツボ。

そして、最後には思いっきりズーンと落としてくる。あのラストシーンは「レスラー」を超えて今年一番だったかもしれない。プロローグのシーンともつながり、構成のうまさも感じる。おばさんが意味不明なダンスを踊るどちらかと言うと変なシーンなのだが、事件の全貌が分かってラストで観るとべっとりとどす黒い雰囲気。非常に簡単に言うと「心の闇」が凝縮されているシーン。最高。

涙が出なくても、爆笑しなくても傑作は傑作です。この映画が好きな人は同じ監督の「殺人の追憶」も是非観てみてください。期待を裏切らないゴツさですから。
枕流 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-04-18アウトロー(2012)66.19点
人生の特等席56.40点
2013-04-12シュガー・ラッシュ77.50点
2013-03-31ザ・マスター66.42点
2013-03-30ムーンライズ・キングダム65.55点
2013-03-12世界にひとつのプレイブック76.47点
2013-03-03ジャンゴ 繋がれざる者67.21点
2013-02-21ゼロ・ダーク・サーティ86.83点
2013-02-21フロスト×ニクソン66.82点
2013-01-31トゥルー・グリット86.70点
母なる証明のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS