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タイトル名 |
NINE(2009) |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-03-26 11:46:26 |
変更日時 |
2010-03-28 09:58:13 |
レビュー内容 |
アカデミー賞受賞者の数を集めても、必ずしもその数に比例した面白い映画にはなるとは限らないんですね~やっぱり。「シカゴ」(8点)は、メチャクチャ好きな映画で、公開時二日連続して観に行きました。あの興奮を再び!!とばかりに、勇んで劇場に駆けつけたんですが・・・(汗)元ネタのフェリーニ作品は、大昔に三鷹の名画座で鑑賞。ちと学生には難解な内容でした。不満点を先に幾つか。まず「シカゴ」の「オール・ザッツ・ジャズ」に比するような、「背中がゾクゾクくるような」ナンバーが意外に少なかった事。ベネロペや、ケイト・ハドソンの各個々パートでの、「おおおっ!」っていう盛り上がりはあったものの、全体的に「うわっ!!」とくる高揚感に欠ける。好みの問題かとは思うけど、ミュージカルですからまずそれが一番の必須事項ですよね。妄想ミュージカルという点では「シカゴ」と同じだけれど、舞台ミュージカルを映像化する際に絶対必要な、奔放大胆なイマジネーションが、今回はイマイチ欠けていたような気がします。ラスト「アンソニー・ミンゲラに捧げる」いうテロップはわざわざ出して、どうして「フェデリコ・フェリーニ監督に捧ぐ」っていう敬意は湧いてこなかったんでしょう?単に自分が見落としただけかもしれないけど、すごく不思議でした。ソフィア・ローレンの変わらぬ健在ぶりは嬉しかったです。今年春一番の期待作だっただけに、ちょっと残念。「映画史上最もゴージャスでファッショナブルな映画」っていう宣伝には異論ありませんがね。 |
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