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ジョニー・ベリンダ - ユーカラさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジョニー・ベリンダ
レビュワー ユーカラさん
点数 9点
投稿日時 2012-04-20 23:59:56
変更日時 2012-04-21 00:11:01
レビュー内容
ヒロイン、ジェーン・ワイマンの出のショットとなる納屋のシーン。

雌牛の出産を手懸けるリュー・エアーズの指示で娘が灯りを高くかざすと、その彼女のクロースアップが暗闇から美しく浮かび上がる。
他にも、彼女自身の出産シーンやチャールズ・ビックフォードの葬儀シーンにおけるランプシェードなど、「闇から光へ」の宗教的主題を表すライティングの数々が素晴らしい。

舞台は冒頭の解説で示されるとおり東海岸だが、どうやらロケは西海岸らしい。
テッド・マッコードのキャメラは海沿いの風景を瑞々しく切り取り、嵐の前触れの不穏な感覚なども生々しく捉えている。
複数の人物を的確に配置した屋内のフレーミングもいい。

そして、叔母役:アグネス・ムーアヘッド、ステラ役:ジャン・スターリング、父親役:チャールズ・ビックフォード、いずれも地味な所作の中に人柄を滲ませる芝居で素晴らしいが、やはりジェーン・ワイマンの純真無垢な佇まいと表情が傑出しており、独壇場といって良い。

『舞台恐怖症』での彼女も外面のイメージと合致した役柄でとてもよいが、聾唖の設定である本作の彼女は、視線と手話の柔和な動きとで見事に役を生きている。
冒頭で、生まれた子牛に頬を寄せる彼女の慈愛の所作は、我が子を守り抜く映画の最後まで一貫して美しい。

父親を追悼する彼女の祈りの手話がとりわけ感動的だ。
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