みんなのシネマレビュー
カラフル(2010) - no_the_warさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 カラフル(2010)
レビュワー no_the_warさん
点数 9点
投稿日時 2010-08-30 00:24:50
変更日時 2010-08-30 00:29:46
レビュー内容
『カラフル』における避けて通ってはいけないものの一つに“背景画”があると思う。手書きとは思えないまるで実写のような絵の上でアニメの人物が動く。『スカイクロウラー』においては背景と人物のコントラストが濃かった。いま思えば押井は背景に対していかにかっこいいかを追及していたようないんしょうだが、『カラフル』の背景はまるで人物のように能弁に語る。

平田オリザ先生はその著書等で「人は環境によって喋らせられている」と主張している。まさにその摂理にこの背景画は従っている。この背景にこのセリフありと言わんばかり。シーンが切り替わり、背景が更新された瞬間にそのシーンの主張がスクリーン全面から高濃度に飛び出てくる。
『カラフル』がアニメという方法を選択したのは、原恵一がアニメしか撮れないのかもしれないけども、この背景の能弁さを活かしたかったからだと受け止めた。それにしてもあんなに精巧な絵、どうやって描くんだろう。

いつまでも心に残るあの鍋のシーンでの父の演技も素晴らしい。兄貴がティッシュを父にだけ渡さないあの間合いと、実はそのあとにちょっとだけ涙がにじんでいた父。『息もできない』においてサンフンが泣いた時よりもぐっときた。たったあれだけの涙なのに。たった。映画って難しいね、沢山泣けばいいってもんじゃない。
no_the_war さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2020-03-30i 新聞記者ドキュメント76.66点
楽園(2019)85.81点
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド96.88点
ジョーカー86.85点
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰14.33点
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ87.14点
主戦場97.00点
バースデー・ワンダーランド54.83点
アルキメデスの大戦86.60点
ハウス・ジャック・ビルト86.53点
カラフル(2010)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS