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バルト大攻防戦 - かっぱ堰さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 バルト大攻防戦
レビュワー かっぱ堰さん
点数 3点
投稿日時 2018-05-12 10:56:02
変更日時 2018-05-12 10:56:02
レビュー内容
宣伝によれば「エストニア独立の闘いを描いたベストセラー小説を完全迫力映像化」だそうだが、できた映画が1時間半しかないというのは大胆に省略しているのかと思われる。その割に、原作になかった部分を大衆映画向けに大きく加えてあるとの噂もあるが、しかし例えば主人公の兄の背景事情くらいは推察できるようにしてもらわないと、原作を知らない人間には不親切に見える。

基本的にこの映画のいいたいことは(勝手に決めつけてしまって何だが)、第一次大戦後には義勇兵が頑張ったおかげで独立が得られたが、第二次大戦ではそんな気概もないままソビエト連邦に併合されてしまい、かつての義勇兵の犠牲が無駄になったので、今後はそういうことがあってはならない(フィンランドを見習え)ということと思われる。ちなみに日本でいう反戦映画では全くない。
義勇兵といっても高校生であるからガキでヘタレなところを見せつけてくれるが、主人公に関していえば、一目ぼれの彼女(清い関係)を守るために初めて本気で戦う決心がついたということらしい。それだけなら単なる個人的事情でしかないわけだが、実際はそういう類のことが無数に起きるので、これを総体として防ぐのが義勇兵(エストニアの民衆)の戦いだ、という本質論を語っていたのかも知れない。
しかし、とにかくこの恋物語の付け足し感が非常に大きく、青春ラブストーリーとしても話が飛びすぎで都合も良すぎで、これで真面目に見る気がかなり失われた。その後の戦闘にしても緊迫感がなく、登場人物が物語の都合で順次死んでいくだけで心が痛いと思うこともない。個人的にエストニアの悪口はいいたくないが、いい映画かどうかとは別問題というしかない。
ちなみに外国人としてわかりにくかったのは、主な敵としてラトビア人の赤軍部隊が出る理由(単に実態がそうだったから?)と、白服の兵隊はフィンランド人だったのか??ということである。領主館にいた東洋人(吹替えでは中国人)は何だったのかも気になる。

なお邦題は実態を全く表していないが、こうでもしなければ邦訳付きのDVDが見られないのだろうから仕方ない。英題の“大理石の名前”というのも意味不明だが、エストニア語とフィンランド語の題名には大理石とともに“黒板”を表す言葉が含まれているので、要はラストで黒板に書かれていた名前のことだと思っておく。それ以上の深い意味があるかはわからない。
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