みんなのシネマレビュー
英国王のスピーチ - 黒猫クックさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 英国王のスピーチ
レビュワー 黒猫クックさん
点数 8点
投稿日時 2014-02-28 13:14:10
変更日時 2014-02-28 15:46:51
レビュー内容
 猫は、いい。するすると人が行き交う中から、ちょっとした植え込みへ座る場所を変えて、寝転ぶ。時々はニャーとかなんとかないて、人を呼びつけたかと思うとやっぱりどうでも良くなってまたするする逃げる。
 彼らは自由だ。ものすごく。毛皮を着ていても風に吹かれれば寒がるし、冷房の空気が流れ込むところを見つければ、それに人が気がつく頃には先に寝転んでいる。この失礼極まりない、だれにも媚びない彼らが一つニャーニャー泣き叫んで欲しがる物がある。

 カリカリだ。フリスキーだ。キャラットもウマい。

 欲望に忠実すぎて、餌の前では全くの囚人でありながら、ぐるぐるならす喉と出し過ぎなくらいの腹から見ても間違いないくらい満足しているのだろう。

 ジョージ六世は、割と自由だ。囚人のようでいて、自分を伸ばし可能性を広げるチャンスを生かす自由を選ぶことが出来た。時々ローグのしつけからするする逃げ出してしまう彼だが、ローグのやり方だってまずい時もある。
 でも、彼らの関係は時折、猫と人の様に対等以上で、なびかない猫を見た人間が手の打ちようの無さに落胆を隠せない時のようなことだってある。
 それに、猫のように気高いジョージは、ただの人であるローグに容赦ない尊大な態度を取る。それでいいんですよ、とローグは説明するがジョージは高貴な生まれを巧妙に使いつつもそれに迷う。

 だけど、お互いがまた存在を確かめ合うときっとお互いに、
「ありがとう」
 って言うんだろう。ジョージがウンコファックと絶叫したあの時間の中に、くくりを超えた熱があった。うっすら光り始めた何かはその時消えてしまったけど、それでも彼らはズンズン前に進んでいった。
黒猫クック さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-01-10スター・ウォーズ/フォースの覚醒86.85点
2015-12-26ロボコップ(2014)95.66点
2015-09-20007/慰めの報酬76.16点
2015-06-14映画 鈴木先生86.24点
2015-06-08バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)96.37点
2015-04-13機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン55.33点
2015-04-12007/消されたライセンス66.65点
2015-03-29アメリカン・スナイパー96.94点
2015-03-23遊星からの物体X87.70点
2015-03-21007/カジノ・ロワイヤル(2006)87.14点
英国王のスピーチのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS