みんなのシネマレビュー
英国王のスピーチ - 民朗さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 英国王のスピーチ
レビュワー 民朗さん
点数 8点
投稿日時 2012-11-23 19:31:22
変更日時 2012-11-23 20:18:38
レビュー内容
王族の話、しかも実在したジョージ六世の伝記映画と聞くと平民には分かりにくそうな話の気がしますが、実際に観てみるとストーリーが一種の主人公の成長物語となっており非常にオーソドックスなお話で大変面白かったです。なんせ主人公のジョージ六世は吃音症に悩まされながらも、あの歴史上でスピーチの天才の一人に数えられるであろうヒトラーに打ち勝たなければいけないんですから。そうでないと国民の士気はどんどん下がり、戦争にも不利になってしまう。そんな吃音症を患うジョージ六世をコリン・ファースが熱演、アカデミー賞受賞に恥じない名演技でした。また個人的には彼の吃りを治療するローグを演じた名優ジェフリー・ラッシュのいつも人を食った様な演技が素晴らしかったと思います。彼がアカデミー賞を獲れなかったのは非常に残念です(調べてみたら獲ったのは『ザ・ファイター』のクリスチャン・ベールだったんですね。ものすごいレベルの高い助演男優賞争いだったんだんですねえ)。とにかくその位、役者の演技が魅力の作品でした。では演劇的なシーンばかりかというとそんなことは無く、広角レンズで下から撮ったり、吹き抜けの家を真上から映したり、ジョージ六世が踊りながらスピーチの練習をするシーンはカメラも一緒に回ったり。カメラの面白さの極致はハイライトとなるスピーチの場面。ジョージ六世とローグを交互に映しながらスピーチは進みますが、殆どの画面には必ずスピーチの象徴であるマイクが画面前面に写り込んでいる。つまりこの場面は必然的にテイクをバラバラに撮ったことになりますが、全くそんな編集を感じさせないスピーチになっていました。凡庸な監督なら一つのセンテンスを纏めて適当にパンでもしながら撮っちゃいそうなものです。そんな風に画面の動きを楽しめる部分も多く、監督賞をトム・フーパーが獲ったのも納得でした。監督としてはまだ年齢では中堅ですのに、これだけの名優のコントロール、カメラワークの面白さ、効果的な音楽の使い方。次回作の『レ・ミゼラブル』への期待が高まります。
民朗 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-12-18スター・ウォーズ/最後のジェダイ85.79点
2015-10-28アラビアのロレンス97.94点
2015-10-23ジョン・ウィック75.90点
2015-10-23フレンチアルプスで起きたこと96.41点
2015-10-23テキサス・チェーンソー55.77点
2015-10-14マイ・インターン66.69点
2015-10-08バクマン。86.79点
2015-10-02キングスマン86.80点
2015-09-24バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)96.37点
2015-09-23クロニクル86.60点
英国王のスピーチのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS