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アレクサンドリア - 枕流さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アレクサンドリア
レビュワー 枕流さん
点数 6点
投稿日時 2011-05-18 23:24:29
変更日時 2011-05-18 23:24:29
レビュー内容
知的な女性を演じさせたら右に出る者はいないレイチェル・ワイズがはまり役の作品。ヒュパティア様がかわいすぎる。キリスト教勃興期の激動のアレキサンドリアを舞台に、物語の筋は「宗教」と「学問」の相克をメインテーマに置き、それに恋愛のスパイスを振りかけたよう。経験上、こういう歴史ものは描きたいものを欲張りすぎてとっちらかってしまう傾向にあるが、残念ながらこの作品もその印象を免れない。マルタの大規模なセットで、大量のエキストラを動員したアレキサンドリア支配階級とキリスト教徒の争いは確かに見応えがあるが、その分、主要な登場人物同士のコミュニケーションが十分に描けていない印象だ。
ヒュパティア様を中心に(まさに恒星のような輝き!)奴隷ダオス、貴族のオレステス、テオンがその周りを回りながらヒュパティア様に言い寄ったり、論戦したり、物陰からじっと眺めたりしているのだが、まず、テオンが早々に脱落する(出て来なくなる)のがつまらない。意外とオレステスがまともなだけにもう少し屈折した変態キャラで前面に出てきて欲しかった。逆にオスカー・アイザックは「ロビン・フッド」や「サッカー・パンチ」で変態のイメージが染み付いていたが(失礼な話だが)、オレステス役を上手に演じていたと思う。決して馬鹿ではないんだけど、ヒュパティア様には追いつけない哀しい役どころで最も共感できた。ダオスを演じたミンゲラの暗い目と荒々しい演技も忘れがたい。
それだけに冒頭で触れた「とっちらかった」感が残念だ。どのテーマも監督が描きたかったものなのだろうが、もう少し登場人物を絞るか(テオンは要らないかな~)恋愛要素を減らすかしないときつい。中身は十分濃厚だっただけにもう少し映画自体を長くしても良かった。ただし、歴史ものが苦手な僕でもそれなりに楽しめたので、歴史ものが好きな人からしたらかなりの傑作なのかもしれない。
それにしてもレイチェル・ワイズはいい!あらためて出演作を観直してみたい。
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