|
タイトル名 |
獄門島(1977) |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-01-16 18:12:55 |
変更日時 |
2017-02-19 17:52:13 |
レビュー内容 |
どうしても一連の石坂金田一シリーズと比べてしまうのは致し方ないというもの。「犬神家」や「手毬唄」の、あのクセになりそうな怖い陰気さが薄いのです。 三人娘の殺され方は充分ムゴイし、ピーターの気色悪さはスケキヨには及ばないものの健闘してはいるのですが。なんたって海が明るい。陽射しもふんだんに注がれる小島が舞台では、内地のじめっとした因習が発生しづらいよね。 お話もこれまでの「誰かを想う」ゆえの哀しい惨劇ではない。因業じじいの遺言になぜだか寺の住職まで言いなりに振り回されているという、美しさの乏しいものですので、心の琴線に触れるといった仕上がりにならなかったものと感じます。 |
|
tottoko さんの 最近のクチコミ・感想
獄門島(1977)のレビュー一覧を見る
|