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タイトル名 |
モールス |
レビュワー |
奥州亭三景さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-09-18 01:17:16 |
変更日時 |
2011-09-18 01:17:16 |
レビュー内容 |
原作も「ぼくのエリ」も観た上での感想ですが、あたしは意外と悪くなかったと感じています。原作に近づけようとしているのだけど、「ぼくのエリ」の方は明らかに映画用に脚本が調整されているんだな、というのが分かりました。「ぼくのエリ」では、12歳という年齢の危うさを、この映画では二人の関係に愛情が強調する様に作られていて、同じ原作を明らかに違うアプローチで描いているので、これはこれでアリでは無いかと。特に原題である、「LET ME IN」という言葉を丁寧に織り込んでいる点は良かったのでは無いかと思います。 但し、不満も無い訳ではなくて、父親とアビーの関係性をあまりしっかり描かなかった事や、父親の性的嗜好などを設定から外してしまった事、物語の時系列を変える必要性があったのか?など、物語で意味がある部分がぼやけている感じが少々気になりました。役者は主役の二人がやっぱりこの映画の一番の魅力では無いかと思います。
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