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タイトル名 |
トラフィック(2000) |
レビュワー |
へちょちょさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-03-13 04:44:58 |
変更日時 |
2003-03-13 04:44:58 |
レビュー内容 |
結構前に観たキリだったんだけど、ヒトにも薦めたんでレビューしとかんとマズイかな、と。結論から言うと「率直に面白かった」。イヤ実によく出来てると思う。確かにメキシコ側のシーンでセピア調になる小技はチトうざかったけど。単純に派手なアクション映画を期待した向きには「眠い」「寝た」とエラク不評を買っているが、映画のクオリティは実際のトコロ可成り高い。社会に深く根差した”麻薬”というモノの複雑怪奇で一筋縄では行かない実態を正面から見据えた、しかも解決への糸口を探る本作の姿勢は安直さを感じさせず、個人的には非常に好感が持てる。ソダーバーグのオスカー監督賞には恐らくそういった背景もあったのでは。平和な日本の若者には想像もつかないようなアチラのティーンエイジャーたちのドラッグ・パーティ場面にはゾッとさせられた。しかも良家の子女が!!ソダーバーグ監督も26歳でカンヌのグランプリをゲットしたものの、世の中そうそう甘くはないコトを思い知らされた経験はキッチリ肥やしになったみたい。キャストではオスカー助演男優賞のベニチオ・デル・トロが確かに出色だが、個人的にはすっかり老け込んだエイミー・アーヴィングやジェームズ・ブローリン、アルバート・フィニー、デニス・クエイドにトーマス・ミリアンといったベテラン勢もイイ味出して作品に重厚感を与えるのに貢献していたと思う。あ、マイケル・ダグラスも割と良かった。まぁ、80~90年代にオトコ下げまくったからねぇ。そろそろ取り戻さないと(^^)。場面転換が目まぐるしく観る者を選ぶ本作には8点。万人向けでないのはレビュー状況を見ても明らかだから…ネ。 |
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