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タイトル名 |
コンテイジョン |
レビュワー |
しぇんみんさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-12-13 23:01:50 |
変更日時 |
2012-12-13 23:01:50 |
レビュー内容 |
人類が見舞われた何度目かのウイルス惨禍を徹底的にリアルに描いた作品だった。エボラ出血熱など致死率の高いウイルスは、宿主が早くに死んでしまい、全世界的に拡散することが起き難くなる。新種ウイルス感染後の致死率を20~30%に設定したことでより現実味が増し、地味ではあるが見えない恐怖を描くことに成功している。物語の進行に合わせて「何日目」とテロップを入れることで、ウイルス拡散の進行状況をまさにシミュレートし、不要な情報を極限まで削ぎ落としてパニックを描写することで、静かで凍えるような恐怖を演出している。豪華なキャストの適切な配置も良い。特に初期の感染者である妻グイネス・パルトロウの死の宣告を受け入れられず、夫マット・デイモンが「それで妻にはいつ会えるんですか?」と医者に聞き返してしまうシーンが悲しい。また、物語のラストに「1日目」を描くことで、感染経路をサラッと見せるところが憎い。及第点ってことで。 |
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