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タイトル名 |
リアル・スティール |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-12-11 22:07:09 |
変更日時 |
2013-12-11 22:07:09 |
レビュー内容 |
生活の全てが壊れていた男チャーリー。 自分の息子の存在から逃げ、借金からも逃げて腐っていた。 しかしやがて親子関係が調整されたことで人生の巻き返しが始まるのだった。 父と子の絆を題材とする映画は一般男性(子持ち)には評判が良さそうだ。
ハリウッド映画でオタク臭のする映画の多くは日本リスペクトが凄いなと感じることがある。 この映画を見るとロボットにしてもゲームにしても世界のリーダーは日本であるようだ。 この映画の日本人は悪役であるが、その悪とは技術力であり これは日本の技術に対する嫉妬やコンプレックスであるかのように思う。 しかしこの日本人がデザインしたロボットの邪悪なデザインといい、 彼の態度のデカさといい、そりゃむしろアメリカ人の方だろという感じもする。
親子の絆を強めた感動の崖のシーン、 そして運命を感じるロボットとの出会いの場面が劇的で良かったです。
近未来ロボットとしょっぱいストリートファイトとの融合。 さらにはロボットアニメとボクシング映画との融合が面白い。 ロボットの試合はゲームとして描かれ、ゲームは現実の問題のすべてを吹き飛ばす。
エミネムやリンプの音楽はバトルの雰囲気を盛り上げる。
今は成功の結果や勝者が描かれる映画の時代ではないときいたことがある。 この映画がそれだった気がする。 結果の勝敗ではなく、そこに至るまでのプロセスだとか達成感といったものが大事らしい。
本当の意味での勝ち負けを観客に示したというところがこの映画のまた素晴らしいところかもしれない。 |
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