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タイトル名 |
戦艦ポチョムキン |
レビュワー |
ミスター・グレイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-12-21 18:45:34 |
変更日時 |
2007-11-27 18:07:30 |
レビュー内容 |
当時は画期的なモンタージュ技法も今や当然であり、映画史の観点から見れば重要な作品も現在では色褪せ時代を感じます。撃たれた母親が血を流すシーンを見ただけでもこの映画がいかに古いかが分ります。あまりに〝ちゃち〟です。しかしそれでもオデッサの階段場面での苦悶の表情や大混乱に見舞われる人々を見ると今尚壮絶に思えます。階段を上る生命力溢れる市民と階段を下ってくる無機質な兵隊を対比させ、ポチョムキンに呼応し徒党を組む市民と容赦ない無差別武力弾圧を行う兵隊の狂気と狂気のぶつかり合いに悲壮感を漂わせたのは見事としか言い様がありません。・・・・・・いや~それにしても食い物の恨みは恐ろしいと言いますがホントですな。 |
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