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タイトル名 |
ダンス・ウィズ・ウルブズ |
レビュワー |
クリムゾン・キングさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2003-05-26 19:28:12 |
変更日時 |
2003-10-13 05:05:31 |
レビュー内容 |
俺はこの作品を“完全版”で見ました。さすがに3時間58分は長かった。見た後に正直疲れたし、途中物語の整理をするのが大変でした。しかし、この作品のテーマには凄く深いものがあります。南北戦争の時代、インディアンは敵とみなされていました。しかし、ケヴィン・コスナー扮するジョン・ダンバーは彼らに興味を持ち、次第に交流を深めていく。その掛け橋となったのが、以前に彼らによって連れ去られた白人女性“拳を握り立つ女”。彼女は、ずっと使ってなかった英語を必死に思いだし、何とかジョンとコミュニケーションをとろうとするのです。彼らの交流は次第に深まり、ついには一族の一員として迎えられるのですが、そんな日々も長くは続かず、政府はジョンに反逆の罪を課す。このままでは関係の無い彼らにまで危険にさらすことになる…そして、ついに、彼は“拳を握り立つ女”と共に、スー族との別れの時を迎えるのです。そこには、人種や民族を超えた一種の愛が感じられます。唯一つ、残念に思うのは、ジョンがパートナーに選んだのが、“拳を握り立つ女”、つまり、自分と同じ白人を選んだということです。俺にはどうしてもそこに、白人の優越のようなものを感じてしまいます。映画自体、凄くいいことを語りかけていると思うので、その部分を考えると、余計に現実世界における白人の絶対主義のようなものが感じられて非常に悲しいと思います。 |
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