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| タイトル名 |
坊やに下剤を |
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| レビュワー |
ユーカラさん |
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| 点数 |
6点 |
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| 投稿日時 |
2012-06-24 08:46:55 |
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| 変更日時 |
2012-06-24 08:54:24 |
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| レビュー内容 |
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トーキー第一作として、うがいや水洗トイレなどの水をめぐる音響を
まず採り入れるあたりがルノワールらしいが、
何よりも全編ひっきりなしの対話の応酬が耳を引く。
連音（リエゾン）を巡ってのやりとりや、大仰な感嘆詞の連発など、
フランス語の発音自体の面白味をトーキーに活かしている。
主要な登場人物は5人、舞台は主に4つの屋内空間という簡素さ。
カメラはフィックスのフルショット主体で、登場人物の芝居も演劇調だが、
ドアからの出入りの活用と、複数のカメラでのアクション繋ぎによって
画面にアクセントを付けている。
印象的な効果音は、おまるの破砕音と水洗トイレの水流音。
少々物足りない感もあるが、あれもこれもと欲張らない分、
その即物的な音響はストーリーと絡んだ形で響き、
SEだけを浮き上がらせてはいない。そこが賢明なところだ。
お話自体は他愛ないが、スピーディなダイアログが映画を満たしている。
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