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千羽鶴(1969) - ESPERANZAさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 千羽鶴(1969)
レビュワー ESPERANZAさん
点数 6点
投稿日時 2012-05-27 10:42:18
変更日時 2012-05-27 10:59:04
レビュー内容
1968年日本人では初となるノーベル文学賞を川端康成が受賞した。大映はそれを記念し、小説「千羽鶴」を15年ぶりに増村保造監督でリメイクすることを決定。オリジナルは吉村公三郎が監督し、木暮実千代や乙羽信子、杉村春子など昭和を代表する女優たちによって演じられた映画だ。(名作かどうか未見でわからない)
今回は川端の受賞もあったが、もうひとつ理由は病に倒れていた市川雷蔵の復活の意味もあった。だから同じ映画会社の同じ脚本家(新藤兼人)であっても、シナリオは相当雷蔵を意識したものだったらしい。しかし、雷蔵の菊治は実現しなかった。再び病に倒れてしまったからである。急遽代役が立てられ平幹二朗の出番となった。
そういういきさつがあるので、京マチ子、若尾文子という二大女優と釣り合いがとれなかったというか、平幹二朗に不向きな演出となったらしい。雷蔵だったらと思わせるシーンがいくつもあったとか。そんなこんなで雷蔵ならば高得点だったのにと惜しまれる映画だ。
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